コーディングが完了したら、いよいよテストと修正の工程に入ります。どんなに丁寧に作業を行っても、コーディングミスやブラウザの表示差異など、予想外の不具合が発生することがあります。そこで、実際にWebサイトをテストし、問題点を見つけ出して修正していくことが重要です。まるで完成した家を、入居前にチェックするようなものです。
テストは、単に見た目や機能を確認するだけでなく、セキュリティチェックやアクセシビリティチェックなども含めて、多角的に行う必要があります。サイトの品質を高め、ユーザーに安全で使いやすいサイトを提供するために、テストは欠かせない工程です。
テストの種類
・動作テスト:サイトの機能が意図通りに動作するか確認します。例えば、フォームの送信、画像の表示、動画の再生などが正常に動作するかチェックします。
・表示テスト:様々なブラウザやデバイスで、サイトが正しく表示されるか確認します。特に、スマートフォンやタブレットなど、様々な画面サイズで確認することが重要です。
・セキュリティテスト:セキュリティ対策が適切に施されているか確認します。例えば、不正アクセスや情報漏洩を防ぐための対策がされているかチェックします。
・アクセシビリティテスト:障害を持つ人でも利用しやすいサイトになっているか確認します。例えば、視覚障碍者向けの読み上げ機能や、キーボード操作での操作性などが考慮されているかチェックします。
・負荷テスト:大量のアクセスに耐えられるように、サイトの負荷テストを行います。特に、キャンペーンやイベントなどでアクセスが集中する可能性がある場合は、事前に負荷テストを行い、対策を立てる必要があります。
テスト結果に基づいて、必要に応じて修正を行います。修正は、コーディングの段階に戻って修正を行う場合もあれば、デザインを変更する場合もあります。テストと修正を繰り返すことで、より完璧なWebサイトに近づいていきます。
テストと修正は、Webサイト制作の最後の工程であり、完成度を高めるための重要な工程です。ユーザーに最高の体験を提供するため、時間をかけて丁寧にテストと修正を行います。